Google as Business

FPN-Google のスゴイところ、Amazon のスゴイところ
「モノ」を販売するビジネスこそが「強い」と言いたいのだろうか。だからユーザには無料でサービスという「モノ」を提供している割に、収益はそこからではなく広告から得ているGoogleのビジネスは「弱い」と。
たしかに見かけ上のメインサービスのユーザと、実際の収益源が異なるGoogleの収益構造は少し複雑ではある。でもこう考えると理解しやすくなるはず。

  • ユーザは金ではなく「自分の興味」という個人情報をGoogleに払うことでサービスを利用する。
  • 広告主はGoogleに金を払うことで、自製品に興味をもつ人にだけ広告を見せる。
  • Googleは両者のマッチングを行うだけ。

最終的にGoogleは、ユーザの情報と広告主の金の両方を得ることができるという非常に強いビジネスを持っていることになる。

またこの文章だが、

きちんと Amazon のことを調べたわけではありませんが、僕の個人的な解釈としては、上にも書いたように、『訪問したユーザーが「いかに欲しいものを見つけられるか」「いかに商品を買ってもらえるか」という目的に忠実に作られている』ということなんだと思います。
つまり、この目的からすると、「余計な広告はユーザーにとってジャマ」という結論が Amazon にはあるんだと思います。

Googleもまったく同じことを考えていると言える。ユーザが「いかに素早く欲しい情報を見つけられるか」というポイントを最重要視しているからこそ、従来の検索エンジンのように「余計な広告」を表示させることを避け、検索ワードに関連した広告だけを表示するようにした。つまり広告すらもユーザが求める検索結果に変えてしまった。
こんな感じで、ユーザからすればネットサーフィンの邪魔でしかなかったバナー広告を、ユーザにとっても価値ある情報に変えたGoogleは、十分に斬新で今まで「誰も思いつかないような広告ビジネス」を開発してると言えるんじゃないでしょうか。