Delicious Library

本やCDをバーコードで管理するマック用ソフトが人気

 「会社を立ち上げた当初、われわれ2人だけで、ウィルの家に作ったオフィスで仕事をしていた」とマタス氏。「1週間が限界だった。2人だけで1つの部屋に一日中いるのは無理だ」
 ゾカの店内は、学生たちと数人のプログラマーその大半が契約社員で一杯だ。この大学のような雰囲気は、仕事の邪魔になるどころか、逆にひらめきを与えてくれる。「大きな図書館のようなものだ。われわれは人間観察ではなく仕事をする。1日8時間働いている」

以前から気になっていたMacOSX用アプリ Delicious Library。それ自体よりも開発者のワーキングスタイルが面白い。シアトルのエスプレッソカフェで1日中仕事をするそうだ。会社にいても、実際の仕事内容は異なる人としか接触できない。それなら会社を出て、同じような作業をして同じような興味を持つ人達が集まるカフェで、互いに意見交換できる方が作業がはかどるし、飽きないのかもしれない。
すぐ隣にコミュニケーションコストが低い人がいるほど仕事がやりやすいことはない。